The Ritz-Carlton Rewards




本プログラムはMarriott BONVOYに統合されました

以下は記録のために情報を残していますが、現在は存在しないプログラムですのでご注意ください

The Ritz-Carlton Rewards(ザ・リッツ・カールトン リワード)

ザ・リッツ・カールトンのホテルプログラムはリワードと呼ばれています。もちろん無料で登録することができ、ザ・リッツ・カールトンに宿泊することでポイントやマイルを獲得することができます。利用頻度が高くなくても、リッツはサービスをパーソナライズすることが得意ですので、登録して自分の好みをリッツ側に把握してもらった方が心地よいサービスが受けれるでしょう。

参加ホテル

世界中のザ・リッツ・カールトン・ホテルが対象です。ヒルトンやSPGとは異なり参加ホテルの名前が異なるというようなことはありませんので簡単です。ただし、世界には自分の経験上リワードに参加していないリッツがあります。心配な場合は対象かどうか事前に確認する方がよいでしょう。

リワードの獲得

リワードポイントを貯める

宿泊代金1USDあたり10リワードポイントを獲得できます。日本のホテルの場合でもドルに換算されますので注意が必要です。換算はそのときの為替にもとづいているようですので、円高のときはポイントが多く付与されるということになります。

また、あまり一般のゲストには関係ないかもしれませんが、会議やイベントを開催することでポイントを得ることもできます。1回のイベントで最大50,000ポイントまで獲得可能です。

エアラインのマイルを貯める

航空会社のマイルを貯めることも可能です。宿泊代金1USDに対して2マイルが付与されます。主要な航空会社はほとんど含まれており、日本の航空会社だとANAやJALも対象です。

ポイントを使う

ホテルの滞在に利用する

ザ・リッツ・カールトン・ホテルはTierごとに必要なポイント数が異なります。Tierごとの1泊あたりに必要なポイント数は以下の表で確認してください。()内はポイントセーバー時の必要ポイント数です。ポイントセーバーとはある期間に特定のホテルで必要ポイント数が最大で33%少なくなるというものです。なお、ポイントで5泊する場合、5泊目は無料になります。

Tier ポイント(ポイントセーバー)
Tier 1 30,000(20,000)
Tier 2 40,000(30,000)
Tier 3 50,000(40,000)
Tier 4 60,000(50,000)
Tier 5 70,000(60,000)

このTierというのは立地等で決まっています。日本にあるリッツのTierを以下の表にまとめておきます。

ホテル Tier
ザ・リッツ・カールトン東京 Tier 5
ザ・リッツ・カールトン大阪 Tier 3
ザ・リッツ・カールトン京都 Tier 5
ザ・リッツ・カールトン沖縄 Tier 4

東京と京都が最も高いTier 5ですね。以外にも日本で最も低いTierは大阪のTier 4です。

キャッシュ+ポイント

ポイントと支払いを組み合わせて利用することもできます。ポイントの交換率としてはポイントのみで宿泊する場合よりも悪くなる傾向にあるようです。ただし、ポイントのみの宿泊の場合東京だと7万ポイントも貯めなければなりません。そんなに貯めていられないというときはキャッシュ+ポイントは一つの選択肢としてアリだと思います。

エアラインのマイルに交換

ポイントを航空会社のマイルに交換することもできます。変換レートはエアラインによって異なりますが、ANAとJALの場合は以下のレートです。

マイル数 必要ポイント数
1,500 10,000
3,500 20,000
7,000 30,000
17,500 70,000
35,000 14,000

会員ランクと特典

シルバーエリート会員

エリート宿泊数10泊または1回のミーティングでシルバーエリート会員になります。

主な特典は、

  • ザ・リッツ・カールトン・リワードポイント20%追加
  • レイトチェックアウト優遇
  • ザ・リッツ・カールトン・ギフトショップで10%割引

です。レイトチェックアウトはホテルの予約状況にもよると思いますが、有り難い特典ですね。

ゴールドエリート会員

エリート宿泊数50泊または5回のミーティングでゴールドエリート会員になります。他のホテルプログラムと比較すると中間に位置するエリートステータスとしては達成条件がかなり厳しいものになっていますね。

主な特典はシルバー会員の特典に加えて、

  • ザ・リッツ・カールトン・リワードポイント25%追加
  • 部屋のアップグレード
  • 高速インターネットアクセス無料

となっています。

達成条件が厳しい割にはそれほどお得感のある特典内容ではありませんね。

と思っていましたが、実際にゴールドエリート会員として宿泊してみたところかなりの優遇がありました↓

ザ・リッツ・カールトン大阪 クラブデラックスコーナー(2017年6月)

プラチナエリート会員

ザ・リッツ・カールトン・リワードで最高ランクのプラチナエリート会員はその達成ハードルも高く設定されています。エリート宿泊数75泊または8回のミーティングでプラチナエリート会員になります。

主な特典はゴールド会員の特典に加えて、

  • ザ・リッツ・カールトン・リワードを50%追加
  • 1滞在につき1,000ボーナスポイントまたは500マイル
  • 48時間前までの部屋の確保

です。

ザ・リッツ・カールトン・リワードでは最高レベルのプラチナ会員になってもランジアクセスはつかないんですね。リッツはラウンジで提供されるサービスが他のホテルよりも格段に高く、そのクオリティを保つためにこのような運用になっているのでしょう。

注意

会員ランクによって受けられるサービスはホテルによって異なりますのでご注意ください。また、レイトチェックアウトやアップグレード等はチェックイン時の状況によって異なります。詳しくはザ・リッツ・カールトン・ホテルのホームページでご確認ください。

ザ・リッツ・カールトンはSPGと一緒になったため、ホテルプログラムも変更されることが予想されます。これからステータスの獲得を目指す方はご注意ください。